概要
事業:クラウド型建設プロジェクト管理サービスの開発・販売・運営 資本金:56億9,132万948円 参画期間:2025年(6ヶ月) 担当領域:UI/UX 使用ツール:Figma ≪担当業務・役割≫ ・画面仕様書の作成 ・デザインシステムを使用した新規、既存UIの構築 ・要件定義~デザインまでの一貫した情報設計
ANDPAD開発チーム
BACKGROUND
BACKGROUND
ANDPADは建設・建築業界のプロジェクト管理を支援するSaaSです。現場監督・職人・営業担当者など、立場も日常業務も大きく異なるユーザーが同じプラットフォームを使います。機能ごとに想定ユーザーが異なるため、サービス全体としてのUIの一貫性を保つことが課題になっていました。 私が参画したのは、工程管理機能の旧UIをデザインシステムで定義されたコンポーネントへ置き換え、サービス横断のトンマナとユーザビリティを整えるフェーズです。
My Role
9名のデザインチームの一員として、工程管理UIの設計・仕様書作成・デザインシステムへの準拠確認を担当しました。参画にあたっては、部長と達成目標・ステークホルダーの構造・マイルストーン・必要なドキュメントの範囲を最初に確認したうえで、その後は自律的に業務を進める形をとりました。 大規模なチームの中でも、判断の根拠を自分の中に持ちながら設計することを心がけていました。
Design Decisions
この案件で最も意識したのは、「機能の存在感」と「ユーザーの実際のニーズ」を切り離して考えることです。 たとえば360度カメラで撮影した画像の編集履歴UIの設計では、プロダクトのメインエリアへの配置も選択肢の一つでした。しかし360度カメラはANDPADの主軸機能ではなく、編集履歴を積極的に参照するユーザーニーズも高くないと判断しました。そこで、画像一覧から詳細画面に入り、その中の「編集履歴」タブから閲覧できる導線に設計しました。情報を隠すのではなく、必要なユーザーが必要なときに辿り着ける階層に収める、という考え方です。
デバイス横断の設計における判断
現場作業員から営業担当者まで、スマートフォンでの閲覧ニーズが高いプロダクトです。機能が多岐にわたる中で、何を固定ナビゲーションに置き、何をドリルダウンに隠すかの線引きが難しく、ユーザーの「その場面で達成したいこと」を起点に優先順位を判断しました。
Outcome & Learning
この案件を通じて改めて実感したのは、同じプロダクトの中でも機能によってユーザー属性がまったく異なるという事実です。デザインシステムへの準拠はサービス全体の一貫性に貢献する一方で、画面ごとに「誰が、何を達成したくて、この画面にいるのか」を個別に問い直すことが、ユーザビリティの質を左右すると感じました。 機能単位でユーザーの目的を明確にし、シンプルな導線に落とし込む——この視点は、以降の設計でも意識し続けているアプローチです。